イオン銀行カードローンの審査時間は長いが申し込み条件が緩め

イオン銀行カードローンの審査時間は長いが申し込み条件が緩め

イオン銀行カードローンは、ATM手数料が無料で金利も比較的安く抑えられるので、カードローンでお金を借りたい方は要検討のローンサービスです。

イオン銀行の口座が無い方であっても、カードローンの申し込みや借入ができます。

ここでは、そんなイオン銀行のカードローンについて解説していきます。

目次

イオン銀行カードローンの特徴とは?

イオン銀行カードローンは、商業施設などで有名なイオングループの銀行である、イオン銀行によって提供されているカードローンサービスです。

カードローンは、あらかじめ決められた額の範囲内であれば、所定のカードを使用して何度でも借り入れができる便利なローンです。

実質年率3.8%~13.8%
※変動金利、詳細は下記の表を参照
借入限度額10万円~800万円(10万円単位)
収入証明書必要な場合があり
審査時間3~4日程度
即日融資不可
振込融資可能
イオン銀行の口座が必要
在籍確認あり
取引期間1年ごと自動更新
資金用途自由
事業用資金には利用できません
担保・保証人不要
保証会社イオンクレジットサービス(株)
オリックス・クレジット
遅延損害金年14.5%
利用条件1.日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方
2.契約時の年齢が満20歳以上、65歳未満の方(学生は不可)
3.本人または配偶者に安定かつ継続した収入の見込める方
4.保証会社であるイオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる方

借入金利

2024年4月現在のイオン銀行のカードローン金利は次の通りで、金利は契約者の借入限度額によって変化します。

また、金利は経済情勢等によって変動することがあります。

お借入限度額10万円〜90万円11.80%〜13.80%
100万円〜190万円8.80%〜13.80%
200万円〜290万円5.80%〜11.80%
300万円〜390万円4.80%〜8.80%
400万円〜490万円3.80%〜8.80%
500万円〜590万円3.80%〜7.80%
600万円〜790万円3.80%〜5.80%
800万円3.80%

借入限度額

イオン銀行カードローンの借入限度額は10~800万円となっていて、この範囲内で契約者それぞれに利用限度額が定められます。

限度額の範囲内であれば、何度でもローンカードを利用して借りることができます。

資金用途

イオン銀行カードローンの融資金は、原則使途自由です。生活費からレジャー、冠婚葬祭、急な出費など、何に利用してもOKです。

ただし事業用資金に使用することはできませんので注意が必要です。

取引期間

契約期間は1年(カードローン発行日~1年後の応当月約定返済日まで)となっています。契約は1年ごとに自動で更新されます。

保証会社

イオン銀行カードローンを利用する際に、担保や保証人などは必要ありませんが、代わりに保証会社の保証を受ける必要があります。

イオン銀行カードローンの保証会社はイオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)となっています。

これらの保証会社の保証を受けられない場合は、カードローンの利用は出来ません。

なお、保証料は既に金利に含まれているので、別途支払う必要はありません。

イオン銀行カードローン申込条件・申込みから審査・契約までの流れ

イオン銀行カードローン申し込み条件

イオン銀行のカードローンを利用するための条件は次の通りです。

イオン銀行のカードローンを利用できる人
  • 日本国内に居住している(外国籍の方の場合、永住許可を受けている必要あり)
  • 契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満である(学生は不可)
  • ご本人に安定かつ継続した収入が見込める
  • 保証会社であるイオンフィナンシャルサービスまたはオリックス・クレジットの保証を受けられる

パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)のように、正社員ではない方であっても申し込みできます。ただし学生の方は利用できません。

申込者に収入が無い場合は、配偶者に安定した継続収入がある必要があります。

イオン銀行カードローンを利用するまでの流れ

実際にイオン銀行カードローンを利用するまでの流れは次の通りです。

STEP
Webで申し込み・書類提出

申込フォームに必要事項を記載し、申し込みをしてください。

Web申込であれば、365日いつでも申し込むことができます。

入力された情報をもとに、イオン銀行側で簡単な審査が行われます。

審査で問題が無ければ、書類提出依頼のメールが送られてくるので、指示に沿って本人確認書類や収入証明書を専用マイページでアップロードします。

本人確認書類は、下記の書類の中からいずれか2点が必要になります。

イオン銀行のカードローン申し込みで利用できる本人確認書類
  • 運転免許証(変更事項がある方は両面)
  • 健康保険証
  • 個人番号カード(通知カード除く)
  • パスポート(お名前、生年月日、ご住所、有効期限、発行日、公印のあるページ)

収入証明書は、必ずしも必要になるわけではありませんが、審査結果などによっては提出を求められるケースがあります。収入証明書として使用できるのは、源泉徴収票や給与明細などがあります。

STEP
審査

申し込みと書類の提出が完了すると、イオン銀行側が改めて審査を行います。

審査結果はメールで連絡があります。

STEP
振込融資の設定

イオン銀行の普通預金口座を持っている方で、振込融資を希望する場合、ここで設定を行います。

振込融資は審査完了からローンカードが届く前までの間に、1回のみ利用できます。この際電話で本人確認があるので、対応をする必要があります。

STEP
ローンカードが届く

審査完了後5日程度でカードが自宅に届けられます。

カードは佐川急便の「受取人確認サポート」で届きます。受取人確認サポートでは、受け取る際に本人確認書類を提出する必要があります。

本人以外の人が受け取ることはできないので注意が必要です。

イオン銀行カードローン審査時間

イオン銀行カードローンの審査時間は、あくまで状況によって異なりますが、概ね数日程度で完了します。

審査が完了すると、申し込み時に登録したメールアドレス宛に審査結果の連絡があります。

審査結果の連絡が無いまま1週間程度が経過した場合は、一度イオン銀行のコールセンターに問い合わせてみると良いです。

イオン銀行カードローンの在籍確認

審査を行う過程で、イオン銀行側が必要と判断する場合は勤務先への在籍確認があります。在籍確認とは「申込者が本当にその職場に在籍しているか」を確認するためのものです。

在籍確認がされても問題ないよう、勤務先等の情報は連絡のつきやすいものを正確に記載しておく必要があります。

なおイオン銀行の在籍確認は、基本的に銀行名ではなく個人名を名乗る形で行われます。

在籍確認でバレてしまいますので、審査に通りたいからと勤務先について虚偽申告をするのは避けてください。

カードは本人しか受け取れないので注意が必要

ローンカードは契約手続きが完了した後、自宅に佐川急便の「受取人確認サポート」で郵送されてきます。

カードを受け取る際は本人確認書類を提示する必要があり、受取の際に使える証明書は次の通りです。

カード受け取りの際に提示する公的証明書
  • 運転免許証
  • 個人番号カード
  • 日本国政府発行の旅券
  • 在留カード、特別永住者証明書

カードは申し込んだ本人以外の方が受け取ることは出来ません。

イオン銀行カードローンを利用するメリット

イオン銀行のカードローンを利用するメリット
  • カードローンの中では金利が低め
  • イオン銀行の口座がなくても申し込みが可能
  • 申し込み条件が緩め
  • イオン銀行のATM・コンビニATMで手数料が無料

カードローンの中では金利が低め

イオン銀行のカードローンの金利は最高で13.8%となっていて、他の消費者金融等のカードローンと比較するとリーズナブルな金利でお金を借りられます。

イオン銀行の口座が無くても利用できる

イオン銀行のカードローンは、イオン銀行の口座があった方が便利ではありますが、借り入れや返済をするうえで必ずしもイオン銀行の口座は必須ではありません。

すでに銀行口座を持っていて新たに作る予定はないけど、カードローンは利用したいという方にもおすすめです。

申し込み条件が緩め

イオン銀行のカードローンは、申し込み条件が緩めで、パートやアルバイト、専業主婦(夫)といった方でも利用できるとされています。

専業主婦等の方の場合、カードローンの申し込みがそもそもできない場合がありますが、イオン銀行のカードローンであれば申し込みが可能です。

銀行のカードローンなので審査が緩いわけではありませんが、申し込み条件自体は厳しくないので、限度額を少なめにするなどすれば、一般的にローンを借りにくい属性の方でも審査に通る可能性があります。

ATM手数料が無料

イオン銀行のカードローンであれば、イオン銀行のATMやコンビニのATMで手数料なしで借り入れや返済ができます。

イオン銀行口座を持っていればネットバンクを利用でき、こちらも手数料は発生しません。

ATMを利用するごとに手数料を支払っているとどうしても手数料が嵩んでくるので、手数料がかからないATMが多くあるのはメリットといえます。

イオン銀行カードローンは即日融資ができない

イオン銀行カードローンは即日融資には対応していません。

審査時間は通常3~4日程度かかるため、申し込み当日の借り入れはできません。

今すぐお金が必要だという場合は、消費者金融等で提供されている即日審査・融資が可能なカードローンを検討すると良いです。ただし闇金には注意してください。

早くお金が必要な場合は振込融資を利用しよう

なるべく早く融資を受けたい場合は、審査に通った後に融資金を振り込んでもらうようにするのがおすすめです。

振込融資はイオン銀行に普通預金口座を持っている方が対象です。

振込融資なら契約が完了次第即日で振り込みがされますので、ローンカードの到着を待たなくても融資を受けられます。

振込融資を利用できるのは1回のみとなっていて、カードの到着前に何度も借りることはできません。

振込融資を希望する場合は、専用ページより振込先を登録する必要があるので、忘れないようにしましょう。

イオン銀行カードローンで審査に落ちる理由や原因

イオン銀行のカードローンに申し込むと、イオン銀行と保証会社がそれぞれ審査を行います。

カードローンの審査では、きちんと返済できるかどうか、収入や金銭管理能力が問われます。

審査で見られるポイントは様々ですが、代表的なものとしては次の通りです。

イオン銀行カードローンの審査で重視されるポイント
  • 安定した収入があるかどうか
  • 信用情報に問題が無いかどうか
  • 返済に無理がないかどうか

安定した収入があるかどうか

言うまでもないかもしれませんが、安定した収入があるかどうかは審査の上で重要です。

収入がない場合は審査に通るのは難しくなります。

主婦(夫)の方などが申し込むこともできますが、この場合配偶者の方に収入がある必要があります。配偶者の収入で申し込む場合は、限度額は最大でも50万円までになります。

安定収入というと、正社員でないといけないというイメージがあるかもしれませんが、イオン銀行カードローンの審査は正社員ではない方でも通ることは十分可能です。

ただし、正社員で働いているような方と比べると、限度額は低くなりやすいです。

また、勤続年数なども審査の際の評価の対象になり、基本的に勤続年数が長いほど評価されやすくなります。

信用情報に問題がないかどうか

信用情報に問題があるような方の場合、審査に通るのは難しくなります。

信用情報というのは、クレジットカードやローンの延滞歴等が記録されている情報のことです。

過去にクレジットカード、ローンなどで延滞をしていたり、債務整理(自己破産や任意整理など)をしていたりすると、審査に影響が出ます。

延滞といっても数日程度であればそこまで問題にはならないですが、長期の延滞は影響が大きいです。

信用情報の延滞情報、債務整理歴等は完済してから5年(例外あり)残ります。既に所定の年数を経過して延滞情報が消えていれば、審査には影響が出ません。

盲点になりがちなのが、携帯の機種料金の割賦払いや奨学金を延滞した場合で、このことは信用情報に記載されてしまい、審査に影響が出ることがあります。

気になる方は、信用情報機関に開示請求をすることで、自分の信用情報を確認すると良いです。

返済に無理が生じないかどうか

年収に対して返済にあてる金額に無理がないかどうかも審査に影響します。年収に対して希望する限度額が高いほど審査に落ちたり、限度額を減額される可能性が高くなります。

他の銀行や消費者金融などからローンを借りている方の場合は注意が必要です。

カードローンの審査の際には、他のローンの借入があるかどうかは必ずチェックされます。他社の借り入れ金額や借入件数が多いと、返済できなくなるリスクが高いとみなされ、審査に落ちやすくなります。

年収に対する返済額の割合のことを「返済比率」といい、この返済比率が低いほど審査に通りやすくなります。

一般的には30%程度に抑えておくと良いとされていますが、もっとも重要なのは返済をした後も毎月生活に必要な資金が十分残っているかどうかです。

イオン銀行カードローン借入方法と返済方法

借入方法

カードローンの借入は各ATMで行えます。イオン銀行のATMであれば、手数料がかからないのでお得です。

またコンビニATM(イーネット、ローソンATM)でも手数料無料で借り入れができます。

その他の提携金融機関のATMでの借り入れも可能ですが、この場合は手数料が発生します。

イオン銀行の口座を持っている方であれば、ネットバンクから借り入れすることができます。

毎月の返済額

イオン銀行のカードローンでは、月末日の残高に応じて翌月の返済額が決まります(残高スライド方式)。

前月末日のお借入残高約定返済額
3万円以下1,000円
3万円超5万円以下2,000円
5万円超10万円以下3,000円
10万円超~20万円以下5,000円
20万円超~50万円以下10,000円
50万円超~100万円以下15,000円
100万円超~150万円以下25,000円
150万円超~200万円以下30,000円
200万円超~300万円以下35,000円
300万円超~500万円以下40,000円
500万円超~600万円以下50,000円
600万円超~700万円以下60,000円
700万円超70,000円

残高不足や入金忘れなどにより毎月の返済が出来なかった場合は、延滞扱いになるので注意が必要です。

返済方法

イオン銀行のカードローンの返済方法は下記の3つから選択できます。このほか、任意のタイミングで返済する事も可能です(任意返済)。

イオン銀行カードローンの返済方法
  • ATMでの返済
  • イオン銀行普通預金口座からの引き落とし
  • 他金融機関口座からの引き落とし

ATMで返済する場合は、1~19日の間に上記表の返済額をイオン銀行が指定するATMに入金します。イオン銀行の口座を持っていれば、インターネットバンクで返済する事もできます。

なお、20日に支払う場合は、カードローン口座に入金する必要があります。

金融機関の引き落としの場合は、毎月20日に上記表の返済額が自動で引き落としされます。

当日に入金するとタイミングによっては引き落としができない場合があるので、出来る限り前日までに入金をしておきましょう。

イオン銀行カードローン極度額の増額方法

イオン銀行のカードローンでは、契約者それぞれに利用額が決められていて、限度額の範囲内であれば自由に借り入れができます。

ただし、その限度額を超えての借入はできません。

そのため既に限度枠ギリギリまで借り入れている状態から新たに借り入れたい場合や、思わぬ出費等があってたくさんの借入が必要になった場合は、利用限度額を増額する必要があります。

ただし、利用限度額を上げる場合は、カードローンを申し込んだ時と同じように所定の審査に通過する必要があります。

増額審査は、新規申し込みの際のものより厳しい傾向にあります。

利用限度額の増額申し込みの方法

利用限度額を増額したい場合、自分で申し込むことが可能です。この場合、審査に通れば増額してもらえます。

増額の申込をしたい場合は、カードローン専用マイページにログインすると表示されるバナーから申し込みが行えます。

なお、イオン銀行カードローンでは契約直後からいつでも増額申請ができますが、利用実績があった方が増額申請は通りやすいと思われます。

増額申し込みの際の注意点

増額審査を行った時に信用情報に問題があったりすると、逆に利用限度額を下げられてしまう可能性があります。

そういったことから、審査に通る自信が無いような場合は、逆に限度額増額を申請しない方が良いケースもあります。

利用限度額の増額案内が届くこともある

利用状況が良い場合、イオン銀行側から利用限度額の増額案内が届く場合があります。

増額案内があった場合も、実際に限度額を上げるには所定の審査が必要で、審査が免除されるわけではありません。

もっとも、銀行側も増額が見込めるであろう顧客に対して案内をするので、増額案内が届いた場合は審査に通ることがほとんどです。

そうはいっても絶対に通るわけではなく、申し込み時と比較して収入が悪化しているような場合などだと、審査に落ちる可能性もあります。

イオン銀行カードローンに関するQ&A

イオン銀行カードローンは総量規制を超えて借りることはできますか?

総量規制とは、貸金業者は年収の1/3を超える貸し付けをすることができないという決まりです。

しかし銀行は総量規制の対象になる貸金業に当てはまらないため、銀行の貸し付けに関しては、カードローンであっても総量規制の対象になりません。

そのため、銀行側に十分な返済能力があると判断されれば、総量規制を超えて借りることが可能です。

もっとも、総量規制をオーバーする貸し付けとなると、滞納リスクがあるとみなされ審査で否決されることは多いと思われます。

イオン銀行カードローンの取引明細はどこで確認できますか?

カードローンの取引明細は、以下のような方法で管理できます。

  • インターネットバンキングで閲覧
  • ダウンロードできる取引明細書(PDF版)
  • 通帳アプリ
  • イオン銀行のATM

イオン銀行の口座を持っていない方は、上3つの方法は利用できないので、イオン銀行のATMで確認することになります。

なお、明細を自宅に郵送してもらうこともできますが、この場合は費用が発生します。

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