ブラックカードは黒色じゃないのもあるのになんでブラックって言うの?由来を調べてみた

ブラックカードは黒色じゃないのもあるのになんでブラックって言うの?

ブラックカードは、クレジットカードの中でも最上位のもので、簡単に持てるカードではないと思われています。

その一方で「ブラック」というと、なんだかあまり良いイメージが持てない、そんな人も中にはいるのではないでしょうか?

実際に、ブラックという言葉には「暗黒」「不正」のように、あまり良くないニュアンスが感じられるのも事実です。

たとえば金融事故を起こすと「ブラックリストに載る」とか呼ばれますし、「ブラック企業」なんて言葉もあります。

そうとなると、なぜクレジットカードの中でも最上級のカードのことを「ブラックカード」と呼ぶようになったのか、気になりますよね。

ここでは、そんなブラックカードについてみていきましょう。

目次

ブラックカードとは

ブラックカードとは

ブラックカードという言葉自体に厳密な定義はないようですが、だいたいの特徴としては以下のようなものが挙げられます。

  • 最上位の券種で、ステータスは最も高い
    (クレジットカードのステータスは、基本的に一般<ゴールド<プラチナ<ブラックと言われています)
  • 誰でも申し込めるわけではなく、招待制が基本
  • 最上位の券種に相応しい豪華な特典
  • カードデザインは必ずしも黒色とは限らない

詳しい内容はそもそも公開されていないので、様々な憶測が飛び交うこともあります。

その1つに「無制限で使える」などといったものもありましたが、実際には上限は存在しているようです。

日本で手に入るブラックカード

日本で手に入るブラックカードとしては以下のようなものがあります。

  • アメリカンエキスプレス・センチュリオンカード
  • ダイナースクラブ・プレミアムカード
  • VISAインフィニットカード
  • ワールドカード
  • JCB ザ・クラス
  • 「三井住友VISAプラチナカード」のように自分で申し込めるものは今回は除外しています。

カードの色は?

名前の通り、ブラックカードにおいては黒色のカードが多いですですが、一方で

  • アメリカンエキスプレス・センチュリオンカードはチタン製のグレーもあり
  • VISAインフィニットカードは純金のゴールドもあり

このように、ブラックカードだからと言って、かならずカードの色は黒色というわけではありません。

そもそもブラックカードと呼ばれるようになったのはどうして?

そもそもブラックカードと呼ばれるようになったのはどうして?

そんなハイステータスの「ブラックカード」ですが、どうしてこのような名前でよぶようになったのでしょうか?理由は以下の通りです。

アメリカンエキスプレス社が発行した最上位カード「Centurion Card」に由来しています。このカードのデザインが黒色だったことから、ブラックカードとよぶようになりました。(日本では2002年に登場)

このように、ブラックカードという名前はアメックスが発行した黒いカードが由来となっています。

ブラックカードの入手法

ブラックカードの入手法

先ほども述べた通りブラックカードは招待制が基本で、誰でも申し込めるわけではありません。

そんなブラックカードですが、実際にどういう人が使っているのでしょうか。

年会費も幅広く、高いものだと30万円を超える場合もあります。

ブラックカードの審査の真相はわかりませんがブラックカードをゲットするには、年収1000万~2000万が一つの目安となるようです。

さらにクレヒス(クレジットカードの利用歴)が良いなどといった、ごく一部の優良客のみに案内がおくられます。

裏ワザくん

しかし、クレジットカード会社は年収より利用額を重視しています。

ブラックカードを入手するうえで大事なのは、およそ以下の通りです。

  • 年収が高い人
  • カード利用歴が長く利用額が高い人、滞納などがない、信頼できそうな人

ブラックカードじゃないのに黒い(黒っぽい)だけのカードをリストアップしてみた

ブラックカードじゃない黒いカードは、いろいろなクレジットカード会社が発行しています。

少し古いものになりますが、クレジットカード本「クレジットカード完全ガイド」のランキングトップ100に掲載されているクレジットカードの中から、黒色のものをピックアップしてみました。

  1. Orico Card THE POINT
  2. Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
  3. オリコカード iB(iD×QUICPay)
  4. REX CARD Lite
  5. Reader’s Card
  6. ANA VISAプラチナプレミアムカード
  7. Extream Card
  8. ヨドバシゴールドポイントカード
  9. 横浜インビテーションカード
  10. Ponta Premium Plus
  11. ヒルズカード MasterCard
  12. JAL アメリカンエキスプレスRカードプラチナ
  13. Orico Card THE WORLD
  14. MUFGカードプラチナアメリカンエキスプレスRカード
  15. STEERING PASS(VISA)
  16. 三井住友プラチナカード
  17. エポスプラチナカード
  18. Tokyo Metro To Me CARD Prime

これの結果だけで見れば世の中に多数あるクレジットカードの中でも、およそ20%程度が黒色です。

少し前のデータですが、今でも大きく変わった感じはしないです。

中でもオリコは黒色が多いですね。

今回は紙面上が黒色だったものを選んだだけなので、実際はデザインを選べるものも含めるともっと多くの黒色カードがあると思われます。

黒色はステータス感があることに加え、シックな雰囲気が魅力的ですね。

一方でブラックカードの価値をより見せつけたいなら黒はやめた方が、と思わなくもありません。

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