日本のメガバンクの1つとしても数えられるみずほ銀行。
そんなみずほ銀行で車を購入するためのローンを組む場合、「多目的ローン」という文字通り様々な用途で利用できるローンを使うことになります。
ここでは、そんなみずほ銀行の多目的ローンについて、金利や申し込み方法、審査等について解説していきます。
みずほ銀行多目的ローンをマイカーローンとして代用
みずほ銀行にはマイカーローン専用商品がなく、自動車購入にはオリエントコーポレーションが保証会社となっている「みずほ銀行多目的ローン」を利用することになります。
みずほ銀行多目的ローンは使途が基本的に自由であるため、免許取得や旅行費用、高価な買い物など様々な目的で利用できるローンで、もちろんマイカーのローンにも使用できます。
みずほ銀行の住宅ローンを利用中か完済した方には、限度額が1,000万円となったり、金利が低くなるなどの特典があります。
事業性の資金や有価証券への投資資金、見積書、契約書などで確認ができない資金としては利用できません。
みずほ銀行多目的ローン商品概要
借入利率 | 変動金利方式:年5.875% 固定金利方式:年6.900% みずほ銀行住宅ローン利用中または完済者 変動金利方式:年3.375% 固定金利方式:年4.300% |
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借入金額 | 10万円以上~300万円以内(1万円単位) みずほ銀行住宅ローン利用中または完済者 限度額:1,000万円 |
借入期間 | 6ヵ月以上7年以内(1ヵ月単位) みずほ銀行住宅ローン利用中または完済者 最長10年 |
返済方法 | 元利均等毎月返済 |
審査期間 | 最短翌営業日から数日 |
手数料 | 印紙代等諸費用は別途負担 |
保証会社 | 株式会社オリエントコーポレーション |
アルバイト | OK |
在籍確認 | あり |
必要書類 | 1.印鑑(普通預金取引印) 2.本人確認書類 3.年収を確認できる書類のコピー(50万円以下の借入金額を希望の場合は不要) 4.資金使途を証明するもの(見積書・契約書など) |
利用条件方 | ・借入時の年齢が満18歳以上満66歳未満で、最終返済時年齢が満71歳未満 ・勤続年数(自営の方は営業年数)2年以上 ・前年度税込年収(個人事業主の方は申告所得)が200万円以上で安定かつ継続した収入の見込める ・保証会社の保証を受けられる |
新車・中古車両方に使える
みずほ銀行多目的ローンは原則使途自由であるため、限度額である300万円を超えなければ新車の購入にも中古車の購入にも使えます。
限度額が低め
みずほ銀行多目的ローンの借入限度額は最大300円となっており、他社のマイカーローンと比べると限度額が低く設定されています。
そのため、そこそこ高額な車を購入する場合はみずほ銀行多目的ローンを利用することはできません。300万円だとメルセデス・ベンツやレクサスは中古車しか買えませんね。
借入期間は最大7年、借入限度額は最大300万円となっています。金利は固定金利(年6.900%)と変動金利(年5.875%)から選べます。
金利は2種類から選べる
金利は固定金利(年6.900%)と変動金利(年5.875%)から選べます。
他社の銀行などのマイカーローンだと、基本的に金利は1~4%程度であるため、割高な感は否めません。
他方でディーラーによるマイカーローンだと、最大で8%ぐらいまで達することもあるので、みずほ銀行多目的ローンの方がお得なケースもあるでしょう。
一部対象者に金利引き下げなどの特典あり
みずほ銀行の証書貸付を現在利用(あるいは過去に利用していた)方は、年0.1%の金利引き下げがなされます。
またみずほ銀行で住宅ローンを利用している方(完済した方も含む)は多目的ローンを以下のような条件で利用でき、かなり有利な条件で利用できるようになります。
- 変動金利3.375%、固定金利4.300%または4.950%
- 借入期間最大10年、借入金額最大1000万円
申し込み資格
みずほ銀行多目的ローンを申し込むには以下の条件を満たす必要があります。
- 借入時の年齢が満18歳以上満66歳未満で、最終ご返済時年齢が満71歳未満
- 勤続年数(自営の方は営業年数)2年以上
- 前年度税込年収(個人事業主の方は申告所得)が200万円以上で安定かつ継続した収入の見込める
みずほ銀行マイカーローン審査落ちしないためのポイント
みずほ銀行の多目的ローンを利用するには、保証会社であるオリエントコーポレーションの保証をうける必要があり、そのための審査に通る必要があります。
審査はみずほ銀行ではなくオリエントコーポレーションが行っています。
オリコの審査に自信がない場合、『ジャパンダの比較的審査が緩いマイカーローン』をお勧めします。
審査はそれぞれの会社が独自に設定した基準に沿って行われますが、審査のうえで必ず見られるであろうポイントは以下の通りです。
- 年収、安定収入があるか
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年収に加え、安定した収入があるかどうかが重視されます。借入金額に対して年収が低かったり、安定収入がなければ審査に落ちる場合があります。
- 返済負担率が高くないか
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(年収に対する)全てのローンなどの返済額が占める割合を返済負担率といいます。基本的に返済負担率は25~35%程度に抑えるべきと言われています。
収入の面では問題がなくても、借り入れ先が多かったり借入金額が多いと返済負担率が高くなり、返済能力に問題があると見なされ審査落ちする場合があります。
- 信用情報に問題がないか
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過去にローンや携帯電話などの滞納をしていたり金融事故等を起こしたりしていて、それが信用情報に登録されていると審査に通るのは厳しくなります。
みずほ銀行マイカーローン審査前の対策
みずほ銀行多目的ローンを利用する上での審査対策としては、以下のような事が挙げられます。
収入に対するローンの返済額の割合(返済負担率)が高いと、審査に落ちやすくなってしまうため、自身の現在の収入に不相応な借入額の申込は審査に落ちてしまいます。
特に他社のローンの返済が残っている場合は注意が必要です。
また、申し込みの際に記入した情報に誤りがあると審査がスムーズに進まない等の問題が起きる可能性があるので、申し込む際に記入する情報には誤りが無いよう注意してください。
特に借入額に関しては向こうは信用情報機関からの情報で把握が可能なので、意図的に過少申告する等は避けてください。
自身の信用情報に関しては信用情報機関から開示請求を行うことで見ることができます。
気になる場合は実際に申し込む前に確認しておくと良いでしょう。
みずほ銀行多目的ローン仮審査から融資までの流れ
申し込みから実際に借り入れるまでの大まかな流れは以下の通りです。
住所や名前や勤続年数、借入希望金額等を記入して申し込みをし、仮審査を行います。
PCで行う場合はローン申し込み受付から行えます。
みずほ銀行の店頭で申し込みすることも可能です。
申込時に記入した内容をもとに仮審査が行われます。
みずほ銀行から審査結果が電話または郵送で知らされます。
みずほ銀行の店頭または郵送で契約書類を提出します。郵送で行う場合はみずほ銀行から契約書類が本人限定郵便で送られてくるので、記入して郵送で提出してください。
契約書類を提出して承認されれば、借り入れができます。金利は実際に融資が行われた時点から適用されます。
審査にかかる時間
事前審査に関しては、最短即日審査回答が可能ですが、状況次第では数日程度かかる場合もあります。
本審査に関しては原則3営業日を目処に電話やメールでご連絡があります。受付状況によりさらに時間が必要になる場合があります。
在籍確認は必ず実施される
審査に当たっては勤め先などに在籍確認の電話が入ります。在籍確認の際には担当者の方が個人名で連絡してくれます。
休日などで勤務先に在籍確認が取れなかった場合は、改めて別の日に在籍確認が入ります。
みずほ銀行に限らず、審査の上で在籍確認は重要なので必ず行われるものと思っておいてください。