JAバンクのJAネットローンマイカーローンは、本審査前に事前申し込みにより仮審査を行います。
仮審査は厳しいものではなく、最短であれば翌営業日、遅くとも3営業日にはメールか電話で結果連絡があります。
審査日数は地域や営業所などに違いがあります。
JAマイカーローンの審査基準や評判、審査期間、審査落ち理由、繰り上げ返済、必要書類、金利や借入限度額、保証会社などの情報を分かりやすく解説します。
- 審査結果は最短翌営業日
- 利用限度額は1,000万円まで
- 年齢条件は満18歳以上75歳未満
- 総量規制の対象にならない
- ブラックでは借りれる可能性が低いが、審査は緩め
- 在籍確認はプライバシーに配慮され行われる
JAネットローンマイカーローンの特徴
JAマイカーローン 商品概要
融資金利 | 固定金利型と変動金利型 |
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融資金額 | 1,000万円以内 |
融資期間 | 6ヵ月以上10年以内 |
返済方法 | 元利均等返済(ボーナス併用返済可) |
担保 | 不要 |
年齢条件 | 満18歳以上75歳未満 (最終償還時年齢:80歳未満) |
在籍確認 | あり |
必要書類 | 1.印鑑(普通預金取引印) 2.本人確認書類 3.本人の年収を確認できる書類のコピー 4.資金使途を証明するもの見積書・契約書など |
利用対象エリア | 日本全国対応 |
保証会社 | 三菱UFJニコス・農業信用基金協会保証 |
自動車購入以外の利用用途が豊富
JAネットバンクのマイカーローンは以下のような利用用途に利用できます。
- 自動車・バイク・除雪機(いずれも中古を含む。)の購入資金および購入に付帯する諸費用
- 自動車等の点検・車検・修理費用、保険掛金運転免許の取得のための資金
- カー用品(カーナビ等)の購入資金
- 車庫建設のための資金
- 金融機関・信販会社等自動車ローンの借換資金(残価設定型クレジットをを含む)
このように、JAのマイカーローンは新車の購入に限らず様々な用途に利用可能です。
なお利用枠についても、最大1000万円まで可能になっています。
保証会社付きなので保証人や担保が必要ない
JAネットローンマイカーローンでは所定の保証会社を利用するため、別途保証人や担保を利用者側で用意する必要はありません。
JAのマイカーローンの保証会社は農業信用基金協会または三菱UFJニコスです。
農業信用基金協会による保証を受ける場合はJAの組合員資格が必要になりますが、保証会社がニコスの場合には、JAの組合員である必要はありません。
JAにツテがない場合は、保証会社はニコスになります。
各地域のJAによって金利等は異なるのはデメリット?
JAのマイカーローンの母体であるJAバンクはJA○○(地域名)ごとに運営されており、マイカーローンにおいてもお住まいの地域のJAのものを利用することになります。
融資条件等の細かい条件は各地域のJAが決めているため、地域によって異なる部分があります。
なおJAの組合員の場合は、店舗にもよる部分はありますが金利や保証料などが優遇されることがあります。
そのため、詳細はお住まいの地域のJAに問い合わせてみるのがおすすめです。
- JAのマイカーローンの金利の一例
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- JA兵庫六甲・・0.8~2%(保証料別)
- JA横浜・・1.59~3.59%(保証料込み)
- JA東京あおば・・変動金利:年2.775%、固定金利:年3.725%(ただし店頭金利は+2.2%)
- JA福岡・・年1.5~1.7%(保証料別)
インターネットで申し込み可能
JAネットローンマイカーローンはインターネットから24時間申し込みが可能です。
利用を検討している場合、まずはインターネットで事前申し込みするのがおすすめです。
一部JAでは来店不要で手続きが可能です。
無理のない返済ができる
JAネットローンマイカーローンでは、ライフスタイルにあわせた融資額や融資期間、返済方法等を選択できます。
例えば、月々少額ずつ返したい・資金が足りないなどのご希望を伝えれば、無理のない返済計画を提案してくれます。
申し込み可能な年齢の幅が広いというメリット
申し込み資格は細かく言うと地域によって違いますが、基本的にJAのマイカーローンは18歳~75歳まで申し込め、他のマイカーローンと比べて年齢的な縛りが緩い傾向にあります。
農業を生業にしている高齢者の方が車を買えるように、そういった仕組みにしているのかもしれません。
そうはいっても基本的に農業従事者でない方でも75歳まで申し込み可能なので、高齢者の方でマイカーローンを組みたい方には有力な候補になるのではないでしょうか。
JAマイカーローンは総量規制の対象外
JAマイカーローンは、総量規制(貸金業者からの借入を1/3までとする決まり)の対象になりませんので、審査で認められれば年収の1/3を超えて借り入れることができます。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
日本貸金業協会
そもそも銀行からの借入は総量規制の対象にはならないため、マイカーローンでなくても総量規制の対象になりません。
JAマイカーローンの事前仮申込から契約までの流れ
JAバンク口座を保有されていない方は、正式申込のときに、JA店頭で、普通貯金口座の開設が必要です。
JAのマイカーローンを利用するための流れは以下の通りです。
自宅の住所や勤務先の住所や郵便番号を入力し、取り扱い可能なJAを選択します。
金利など貸し付け条件を確認し、申込画面に進みます。
仮申込画面で必要な情報を入力し、送信してください。内容の確認のため、電話連絡が入ることがあります。
仮審査の結果は仮申込み受付後最短翌営業日~5営業日後に出ます。結果はメールあるいは電話で連絡してくれます。
受付日や時刻などの状況によっては、審査連絡が遅れることもあります。
仮審査に通ったら近くのJA店頭等で正式に申し込んでください。契約書類の提出やすべての手続きが完了し、本審査に通れば、融資が実行されます。
JAマイカーローンの在籍確認は勤務先へ電話で連絡がある
JAマイカーローンの申し込み後、勤め先等へ在籍確認の電話が必ずあります。
JAマイカーローン担当者の方が個人名で連絡してくれます。
休日で勤務先に在籍確認がとれない場合は、平日に在籍確認の連絡があります。
JAバンクマイカーローン申し込み前に必ず知っておきたい!審査に落ちる原因とは?
JAバンクマイカーローンでは、実際に融資が行われる前に審査があり、審査が通らなければ融資を受けることはできません。
審査に落ちる原因としては以下のようなものが考えられます。
- 借入額が年収に見合っていない
- 信用情報に問題がある
- 安定収入がないとみなされた
ローンを組むうえで重視されるのが「割賦取引利用可能枠」と呼ばれるものです。
返済に対する負担率が高ければ高くなるほど返済の負担は大きくなり、貸し倒れのリスクが高いと見なされます。
そのため、年収に不相応な借り入れの申込をすると、審査に落ちやすくなります。
また、ここでいう返済負担率はマイカーローンだけでなくすべてのローン関連の返済を対象として算出します。
他のローンの支払いが多く残っていたり、借り入れ件数が多かったりすると、審査に落ちる要員になることもあります。
信用情報とは?延滞履歴も大丈夫?審査に必要なポイント
またいわゆる「信用情報に問題がある」状態であっても審査に落ちやすくなります。
信用情報には以前に延滞等をしてしまった場合、履歴もしっかり一定期間保存されてしまいます。
過去に延滞を繰り返したり長い期間延滞をしてしまったりし、信用情報に登録されていると審査に通るのが難しくなってしまいます。
不安な方は、信用情報機関の一つであるCICから利用履歴を取得して確認してみることをお勧めします。
また高い金額を借り入れる以上、安定収入があるかどうかは大事です。
そのため一般的に安定していると言われる正社員の方の方が、基本的に審査では有利になります。
申し込み前後での相違に注意!融資を受けるためには正確な情報が必要
「事前申し込み」の入力内容と正式申し込みの内容に相違・変更があったときは、「申し込み可能」の通知に関わらず、融資を断られる場合があります。
間違えのない内容で申し込みすることが大事です。
心配な方必見!JAマイカーローンの審査に通るための秘訣とは?
JAのマイカーローンの審査は厳しいと言われることも多いうえに、審査内容が公表されているわけではないので、審査が心配な方も多いのではないでしょうか。
審査に100%通る方法は基本的にありませんが、以下のようなポイントに注意すれば、審査に通る確率を高めることは可能です。
- ローンの残債がある場合、できるなら一括返済をしておく
- 年収に対して借入額が大きくなりすぎないように注意する
- 信用情報に傷を残さないようにする(心配な場合は信用情報機関に開示請求)
キャッシングなどの無担保ローンなどの残債がある場合、審査に与える影響を少なくするためにも、一括返済ができるものは済ませておくと、審査対策になります。
年収に対して借入額が大きいと審査に通りずらくなります。逆に言えば借入額が小さければ年収に自信がなくても審査に通ることは可能です。
アルバイトパートなどの方は、他のマイカーローンを検討する方が得策です。
事前に自身の返済負担率を計算しておき、借入額が妥当かどうか確認しておきましょう。場合によっては車種のグレードを下げること等も検討すると、審査に通る確率が上がります。
また、信用情報に致命傷を残さないのは前提です。信用情報機関に開示請求をすることもできるので、気になる場合は実際に申し込む前に確認しておいても良いでしょう。